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一眼レフでムービーを撮ろう

一眼レフで映像を撮ることが映像制作現場でも増えてきました。

映像制作によって一眼レフを導入しメインカメラとして撮ることもあります。

お客様からよく聞かれます、『一眼レフとビデオカメラの違いは何ですか?』

私が最初に私が答えるのは画質と言います。

画質の違い

一眼レフとビデオカメラ双方のとった映像を比較すると明らかに違うのが画質です。一眼レフの方が明らかに綺麗に写ります。多くの一眼レフがビデオカメラの絵に比べて色が濃く、シャープな映像が撮れます。それもそのはず画素数が徹底的に違います。業務用のビデオカメラでは200万画素程度ですが一眼レフではその10倍の2000万画素近くあります。それでは一眼レフの方がビデオカメラとしていいのかというと、そうも言えません。欠点は画素数が高いことによる暗部のノイズです。このノイズはビデオカメラよりひどいものです。それとコントラストが高いことでの明部と暗部の表現がビデオカメラより劣ります。


一方ビデオカメラはというと明部と暗部の両方の表現がよくなるように作られています。暗い部分にも比較的強いカメラが多いです。

カメラの構造で一番の違いは撮像素子というカメラの心臓部分である映像をデータ化する部分にあります。

ビデオカメラは一眼レフより画素数を抑えて撮像素子という映像を作る部分が小さいのです。

撮像素子の大きな一眼レフと小さなビデオカメラでこのような違いが出る理由が画素数になるのです。

撮像素子の大きなカメラは比較的に画素数が多く組み込めます。小さなカメラは画素数を多くできません。画素数の違いが映像の画質を変えているのです。

操作性の違い

次に私が違いを話すと『操作性と機動力』と言います。

映像業者からすると一眼レフとビデオカメラの操作性は決定的に違います。

一眼レフではレンズ交換式のレンズに依存する傾向にあり、レンズによって操作が違います。

前述したように撮像素子の大きさからフォーカスも合いにくく(大きいことで焦点距離が狭まるため)、操作は難しいです。

一方ビデオカメラのレンズには3リングと呼ばれる、フォーカス、ズーム、アイリス、リングがあり操作に長けた人ならば一瞬でフォーカス、画角、明るさを揃えることができます。


一瞬を逃したくない撮影ではこの操作性はかなり重要になってきます。ドキュメンタリーやニュース映像のような一瞬を大切にするカメラマンはこの操作性を重要視します。使い慣れたカメラの3リングにもこだわっています。

一眼レフではフォーカスや画角、明るさを揃えることは簡単ではないのです。

その上撮像素子が大きいのでズーム幅がききません。業務用ビデオカメラでは20倍まで聞くズームレンズでも撮像素子の大きい一眼レフでは半分も寄れません。撮像素子が大きいため機動力が落ちるです。さらに万能レンズと呼ばれる比較的ズーム幅の広いものにも限界があるので、ズームをしたい場合や広く見せたい場合はレンズを変えながら撮影しなければなりません。経済的にもビデオカメラの方がリーズナブルなのです。

ではなぜこの記事のタイトルが『一眼レフでムービーを撮ろう』なのでしょう?

それはまた次の記事で書きます。

ご通読ありがとうございました!

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