4KとLAWで変わる映像制作現場
最近の映像業界でよく交わされる言葉で4K映像とLAWデータというキーワードがあります。
これは現在が映像業界の転換期と言われているほど制作にかかわる大きなキーワードとなっています。
4K映像とは
テレビで流れているHD(1920:1080)の4倍の大きさのことです。
その大きな画質(3840:2160)で撮る事で今までにない幅広い映像制作が可能になりました。
何が可能になったかというと
まず巨大スクリーンで投射する場合、HDの4倍画質をきれいにできる事。
それと4Kで撮ってHDに書き出す場合、映像をズーム出来るという事。
制作者側からのこれをみると映像の用途によって画質を向上出来て
編集時の多角化が望めるのです。
ではLAWデータとは
LAWデータとは写真でおなじみの現像データで、一つの映像上の明暗をかぎりなく近づけて
非圧縮のデータにすることです。
これにより映像上で明るいところが飛ばず、暗いところがつぶれなくなります。
何が可能になったかというと
逆光での撮影でも顔と背景をはっきり映すことができること
編集で景色などの発色を際立たせるたりできることです。
2つの技術で映像制作の何が変わるのか
この4K映像とLAWデータは両方とも莫大なデータですのでひと昔の一般制作では非現実的でした。
しかし莫大なSDカードの登場やSSDの普及により莫大なデータを処理することが非現実的でなくなってきました。
この2つを併用して映像制作する人たちは増えてきてます。
この2つの技術を合わせるとどんな制作が可能となるのでしょうか?
例えばPR映像などの制作の場合
4K+LAWで撮り編集時に切り取り、LAWデータによりイメージを作るという作業ができます。
より高密な映像制作が可能となります。
記録映像の場合は
4K+LAWで舞台などの引き映像を撮り、あとからズームして場面に合った引き映像を制作することができます。
まだまだ、色々なアイディア制作ができると思います。
制作の幅が広がったということは制作者側にとってのメリットだけでなく、
その映像を求めているお客様へのメリットも大きくなります。
4K+LAWで映像制作の大きな変化が起こっています。
これからの映像制作が楽しみです。
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